コンクリート?コンクリート!
HOME > コンクリート?コンクリート! > インフラドックの実現、普及に向けて フォーラム「インフラドック制度への期待」その2
  • インフラドックの実現、普及に向けて フォーラム「インフラドック制度への期待」その2

     

     WG1は、インフラドックで行う点検・検査方法のあり方や、各種の検査方法を目的に応じてセットメニュー化するための検討を行いました。

     現在でも、コンクリート構造物の劣化状態(健全度)を調査・検査する方法は数々ありますが、検査で得られた測定値や調査結果を、いかに構造物の状態の評価に結び付けていくか(「検査の測定値=構造物の劣化の状態」という判定基準がない)、が課題の一つであるとしました。

     そして、構造物が劣化する前に、劣化を防ぐ処置を施す「予防保全」の技術開発と、「予防保全」のための定期点検や処置が的確・簡便に行えるルール作りが必要であるとし、日本建築学会がRC造建物の改修工事の仕様書を来年度に制定する予定であることも踏まえ、「構造物の維持管理や点検・診断を行うための、検査セットメニューの必要性は高い」と、まとめました。


     WG2は、インフラドックの業務を「システム」として確立するための調査・検討を行いました。

     調査の結果から、現状は「構造物の検査メニュー(検査方法の種類)の中には、鉄道会社等で制度化され“定番”な検査方法として成熟しているものもあるが、大半の場合は構造物の管理者や所有者の要請に基づいて個別に考えられた検査メニュー(個別見積もり)であり、その妥当性や信頼性が担保されているとは言い難い」状況であるとしました。

     そして、インフラドックを構築し、普及させるためには「検査メニューを提案する技術者の資格や力量・メニューの内容・検査費用が適切であり、社会的な認識や理解を得られていることが望ましい」と結びました。


     WG3は、人間ドックのドクターに相当する、インフラドックの「ドクター」に求められる資質などを検討しました。


     その中で、JCIの「コンクリート診断士」がインフラドックのドクターとして活躍するために必要な資質を、ベテラン名医の思考や行動パターンと対比させながら、「コンクリート構造物に現れる様々な現象について、マニュアルや過去の経験・知識で簡単に判断することなく、常に自分で考えや思いを巡らせ、気づきを大切にする姿勢が大事」とし、「診断士をネットワーク化することよって、多数の小規模現場に対する迅速な対応や、機器等を共有化して調査内容の高度化とコスト低減が図れる」と提言しました。
    〔写真は、コンクリート片が剥がれ落ちた鉄道高架橋(イメージ) 〕


    次の記事に続く

    2013.03.13

新着情報一覧

2020.08.06
NEW! 稲城ものしりクイズシリーズ「稲城の歴史マニアック... 詳しく見る
2020.06.24
おやこでやろう!稲城ものしりクイズ その2... 詳しく見る
2020.05.03
おやこでやろう! 稲城ものしりクイズ その1... 詳しく見る
2018.06.26
「稲城三十六景」発売しました! -グレーピアBooks N... 詳しく見る
コンテンツ リンク
ページの先頭へ