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  • コンクリートの構造をどのように捉えると、性質を理解しやすいですか? -コンクリートの配合設計Q&A 4-

    Q:コンクリートの構造をどのように捉えると、性質を理解しやすいですか。

     

    A:一般的に、コンクリートはセメント、水、骨材および空気に、化学混和剤を添加して練り混ぜたものです。このうち、セメント・水・空気・混和剤の混合物がセメントペーストとなります。


     したがってコンクリートは、液相であるセメントペーストと、固相である骨材(細骨材と粗骨材の混合物)によって構成されていると考えることができ、そのように捉えることがコンクリートに対する理解を容易にすると思われます。


     図1の左図は、フレッシュコンクリートの構造を模式的に示しています。コンクリートは、均質なセメントペースト中に、骨材粒子が均一に分散していることが正常な状態といえます。

    コンクリートの配合設計と品質管理 コンクリート

       図1


     骨材が沈降した状態を仮想した図1の右図に示す「余剰ペースト」が、骨材粒子同士の潤滑に寄与するペースト分となります。したがって、フレッシュコンクリートの変形性(スランプ等)は、余剰ペーストの量と質(粘性)に支配されます。骨材の絶対体積が同じでも、実積率(=細骨材と粗骨材の混合物の実積率)が大きいと骨材のかさ体積は小さくなるので、余剰ペースト量は多くなります。


     概括的には、余剰ペースト量が多いほど変形性は大きくなるといえます。また、ペーストの質(粘性)は水セメント比が指標となり、余剰ペースト量が同じでも、水セメント比が小さく粘性の大きいペーストほど、変形性は小さくなります。


     このように、コンクリートはセメントペーストと骨材から構成されると捉え、変形性は余剰ペーストの量とペーストの性状に支配されていること、余剰ペースト量は骨材の実積率に依存していることを認識すると、コンクリートに対する理解が容易になると思われます。

     

    (この記事は、「コンクリートの配合設計と品質管理」に掲載されている「コンクリートに関するQ&A」の内容を再編集したものです)

     

    2013.03.04

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