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  • 細骨材と粗骨材を分けて扱うのは、なぜですか? -コンクリートの配合設計Q&A 6-

     

     Q:細骨材と粗骨材を分けて扱うのは、なぜですか?


     

    A:仮に、細骨材と粗骨材を分けずに、始めから混合物として製造した場合、骨材最大寸法の粒子径から粉体に近い粒子径までが混在し、運搬や貯蔵に伴う分級と偏粒により粒度の安定を保つことが非常に困難となります。また、砕石・砕砂を粗骨材・細骨材とする場合、砕石と砕砂では製造機械が異なるため、別々に生産されるという事情もあります。

     

     これらのことから、細骨材と粗骨材は別々に管理され、配合も細骨材と粗骨材の仕分けがなされるようになったと考えられます。細骨材と粗骨材の境界となる粒径は、一般に5mmとされていますが、5mmでなければならない理由はなく、3mmを境界とした例もありま す。

     

     JIS、土木学会コンクリート標準示方書、日本建築学会JASS5といった規準類は、細骨材と粗骨材の各々に対して設定され、品質の確認や管理もそれぞれに行うこととしていますが、コンクリート用骨材としての性能は、細骨材と粗骨材の混合物の実積率や表面積が大きく影響します。

     

     コンクリート用骨材としての性能は、両者の混合物の性状に依存している部分が大きいことに注意する必要があります。

     

     細骨材と粗骨材の混合物の実積率は、細骨材と粗骨材のどちらかの粒度が変動しても変化するため、フレッシュ性状に与える影響力は、どちらが大きいかを一概に判じることはできません。

     

     一方、一般的な細骨材率であれば、骨材の全表面積の90%以上は、細骨材粒子の表面積であるため、細骨材の粒度変化が骨材全ての表面積の変化を、事実上支配していることになります。

     

     骨材の表面積の変化は、空気量や分離抵抗性等にも大きく影響することから、著者は、細骨材の変動に起因するフレッシュ性状への影響の方が、粗骨材の変動による影響よりも大きいという印象を持っています。

     

    (この記事は、「コンクリートの配合設計と品質管理」に掲載されている「コンクリートに関するQ&A」の内容を再編集したものです)

    2013.07.05

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